少し前、このブログで「9割本」について書きました。
15年ほど前に大ベストセラーになった「人は見た目が9割」から最近の「人は話し方が9割」に至るまでの変遷にちょこっと触れてみました。
興味のある方はアーカイブをどうぞ。
さて今回は、他人事ではなく、自分が「9割本」を書くなら、どんなタイトルでどんな中身を書こうかと緩く考えてみました。
するとこんなタイトルが(天から)降りて来ました・・・
「頭の中身は話し始めで9割バレる」
「バレる」→「ばれる」とは「馬脚をあらわす」「ぼろを出す」「メッキがはげる」「化けの皮をあらわす」などネガティブな本質が露見する場面に使われますね。
頭の中身のお粗末さが「バレる事態」は何とかして避けたいものですが、それが話し始めの「ホンの一言」で「バカがバレる」なんて事態は絶対に避けたい!
心当たりがある方が「密かにAmazonかなんかでソッと購入」なんてことにでもなればベストセラーも夢ではない!かも知れません。
頭の中身、頭の出来具合が、話し始めに口にした「ホンの一言」でわかってしまう、そのホンの一言とは、例えばどんなものでしょうか?
無い知恵絞って考えました。
私が思うに、例えば「変な話ぃー」で話を始める人の9割は「頭の中身」を疑われる恐れがあるということです。
- 若手部下「変な話ぃー、ビールって泡が大事じゃないですかぁ」
- 上司「そうねぇ、泡、大事だよね」
- 部下「変な話ぃー、ソーセージとかと合うじゃないですかぁ」
- 上司「ソーセージ、良いねぇ」
- 部下「変な話ぃー」
- 上司「あのね君、ひとつぐらい、ホントに変な話をしてくれないかなぁ」
これと同じ類いで、話し始めに「要わぁ」と言いながら一向に「要領を得ない話」をダラダラ続ける人、話の冒頭を「逆にぃー」と言いながら逆のことを言わない人など、話し始めた瞬間「こりゃダメだ・・・」とがっくりさせる人がいます。
事ほどさように「話し始め」は人の「知的レベル」の「指標」とされるほど重要なのかも知れません。
どうでしたか?
「頭の中身は話し始めで9割バレる」
ツタバナ講義の合間の雑談に、使えるようなら、使ってくださいね。

元文化放送アナウンサー。49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に進学し心理学修士号を取得。精神科クリニックに勤務し、シニア産業カウンセラーとしても活動。英語・北京語も堪能。アナウンサーとカウンセラー両方の経験を元に梶原メソッドを考案。オンライン話し方教室「ツタバナ」を始め、自ら塾長を務める。