「人生を変える」近道は「話し方を変える」だ!

本年8月29日放映された、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」
タイトルは「夜の街に別れを告げて〜人世を変えたい彼女たちは・・・」

 

終わりの見えない苦境が続くコロナ禍の夜の街。
キャバ嬢など水商売で働く若い人たちは職場を追われ、行き場を失い路頭に迷っている。

 

そんな全国の彼女達に「住まい・食・働く機会」を与えているのが都内にある「中卒・高卒限定の就職支援組織ヤンキーインターン」。

まず与えられるのは「電話営業」。

ヤンキーインターンが抱える実際の案件を「ガチンコ」で、1日何十、何百と、日本国中の会社に向けて電話売り込みするという、仕事でもあり、修行でもある作業に日がな一日没頭していた。

 

最初はしどろもどろだから話の途中で「ガチャン」と切られる。
これが延々続いて耐えられず辞める仲間も続出するなか、じわりじわりと電話営業の技を磨いていった。

 

カメラが最後まで追ったのは、目立たない「水商売的なテキパキ感」とは無縁な女性だった。
素朴で地味で不器用で、年齢も24歳と、この世界では「高齢」の元ホステスが、額に汗を流し愚直に電話対応する姿にスタッフも注目したようだ。

勉強熱心な彼女は自分の電話対応ぶりを毎回真摯に振り返る。
「電話を途中でガチャンと切られる事の多い中、切られなかったときの自分の話し方ってどうだったんだろう?」

彼女は数少ない成功例を振り返り、どんなトーンで、どんなスピードで、そんな言葉を使った時に上手くいったのか?という「データ」を記憶し、自分なりの「感じの良さを伝える会話マニュアル」を作り上げるほどに前向きだったようだ。

 

仲間が次々脱落し、再び夜の街に帰っていく姿を見ながら、彼女は半年の修行期間を終了。

企業面接を受け、合格し、ネット関連の会社に採用された!

就職支援組織での修行を終えた彼女の話しぶりは、かつての、自己肯定感が低くて、自信がなくて、という面影はみじんもなく、希望と勇気に満ち溢れていた。

 

そして彼女の仲間や支援組織のスタッフとの会話も、力強く、明解で実に洗練された、一流IT企業のスタッフとして相応しいものと様変わりしていた!

 

人の人世の質を高めるとはすなわち「話し方に磨きをかけることではないか?!」とさえ感じたドキュメントであった。