外出先で、胃がキリキリ痛み出し、
男性店員の方が私を見て「お困りですか?」
私:「
男性:「それは大変でしたねえ・・・
申し訳ありません。ちなみに、
そう丁寧に仰って、素早く、
「ガストール」という薬の名前を見ただけでも、
とても感じの良い店員さんのおかげで胃の痛みが少しだけ軽減され た思いでした。
レジでお金を払ったとき、ついでに聞いてみました。
「この薬を呑む、水なんか頂けませんか?」
レジの後ろが洗面台で、 紙コップに蛇口をひねって出た水でももらえれば、 即座に痛みから解放されると、安直に思ったからです。
ところが中年女性店員はこう仰ったのです。
「恐縮ですが、お客様には、 そういったサービスは私どもとしてはいたしかねます(ツン!)」
ま、そうか・・・と納得しつつ、 痛む胃をかばいながら外に出た私。
よく考えれば、ペットボトルの水やお茶、店には、しこたま、 売ってたはずですよね・・
痛みは冷静さを失わさせるもののようです。
レジのおばさまを恨むより、 知恵の回らなかった我が身を情けなく思った、 夜10時過ぎのバス通り裏でした。

元文化放送アナウンサー。49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に進学し心理学修士号を取得。精神科クリニックに勤務し、シニア産業カウンセラーとしても活動。英語・北京語も堪能。アナウンサーとカウンセラー両方の経験を元に梶原メソッドを考案。オンライン話し方教室「ツタバナ」を始め、自ら塾長を務める。