「あれ?!」と思われる場合がありますからご注意を

梶原しげるです。

 

嵐の相葉雅紀と櫻井翔、結婚!

 

ニュースの見出しを見て「へえ、同性婚なんだ・・・」と感慨深くつぶやいた人もいたようだが、この二人「で」結婚するのではなく、この二人「が」それぞれに、異なる女性と、結婚するのだという。
ま、普通に考えれば、そうでしょうね・・・
妥当な見出しですよね。

 

一方、週刊文春の見出しでは「嵐・櫻井翔と相葉雅紀がそろって入籍していた」こちらの方が「問題な書き方だ!」と異論を唱える人が続出している、かも知れません。

 

「結婚する」と「入籍」を「同義」と考える人が増えているようですが、「本来は」、結婚=入籍ではありません。

 

戸籍の手続きで、ある者が既存のある戸籍に入ること。旧制で、入家のこと。(※広辞苑)

 

男女平等を謳う前の戦前の憲法や、旧民法下では、妻となる女性が、夫や夫の家の戸籍に入る「入家・入戸」で、文字通り「男性である夫の家の籍に入る」事が「結婚」でした。

 

男女二人で「新しい戸籍を作る」という今の制度が80年近く前にスタートしたにもかかわらず、「結婚報道」に「入籍(夫の家の籍に入る)」という言葉をいまだに目にするのはおかしな現象なんですね。

 

そもそも役所に届ける「婚姻届」はA3の用紙となっていますが、入籍届(養子縁組等で、新しい親の戸籍に入るなどの時必要)はA4の用紙と、紙の大きさからして違うのです。

 

とはいえ、お役所の人も親切で、嬉しそうな表情で「入籍届を出したいんですが」という方には、A4の入籍届の紙を渡す、などという意地悪はせず「はいはい、婚姻届でよろしいですね」といって、笑顔でA3サイズの大きめの紙を渡す配慮をしてくれています。

 

近年の辞書には「入籍」を「養子縁組等で〜」と説明しつつ「俗称で【結婚】についても言う」と補足を付ける例が増えています。

 

ちなみにタレントさんたちがFAXで「僕たち入籍しました!」と、自筆で書いたモノがテレビで紹介されることがありますが、多くの場合ナレーターは、「入籍」を「結婚」と巧みに読み替えていたりします。

 

「入籍」という言い方を「結婚」より「改まった感じ、クラシカルな響きがかっこいい」とおもって使うと、「あれ?!」と思われる場合がありますからご注意を。