散歩日和

梶原しげるです。

 

10月は台風の風と雨で開けました。

 

その日、我が家の飼い犬、ちっこくて真っ黒なレオくんが、ソファーの端っこに伏せるようにして浮かない表情を見せていました。
それもそのはず、彼が我が家に来てから、朝と夕方、二度の散歩をお休みさせられたのは、おそらくはじめてのことだったと思います。

 

3歳の元気盛りのトイプにとって、外に出て、飛び回り、緑道の草の臭いを嗅ぎ放題嗅いで、他所のワンちゃんとじゃれ合って、という1日2回の「至福の時」を二度とも封じられたのは相当のストレスだった事でしょう。

 

レオくんが、わがやに来て以来、私は雨の日でも「○区の1時間ごとの天気予報」というサイトを欠かさずチェックして、わずかに雨の降らない時間帯を探してはレオを連れ出すという戦術で、これまではなんとかしのいで来ましたが、今日のように「1時間ごと天気予報」がピタリ当たって、全時間雨で散歩不能、というケースは、おそらくはじめてでした。

 

たまたまその日は金曜日、夜は、テレビ番組「坂上どうぶつ王国」が放映される日で、テレビに犬や猫がワンサカ出てくるので、レオを抱っこして「ほら、ワンちゃん、ホラ、猫ちゃん」と見せましたが、これといった反応もなく、レオは相変わらず「どよ〜ん」とした表情でした。

 

「区の一時間ごと天気予報」によれば10月2日は朝からピーカンの秋晴れで散歩日和とありました。

 

ならば、少しだけ長めの散歩に付き合ってあげようかなあ、などと思いを巡らす、10月1日、秋の宵でした。