梶原しげるです。
菅政権が短命だった理由の1つに「を」入れ言葉の連発への反発があった、と思います。
・・・その件につきましては、議論「を」いただき、議会の通過「を」いたしておりますので、承知「を」いただいたものと理解「をし」よって承認「を」頂戴したとの認識「を」させていただいているところであります。
たった3行弱の短文に「を」が5回もでている事に、あらためて、ビックリ仰天「を」している人もいることでしょう。
政治家とは「を入れ文体」を駆使した「厳かな言い回しをするべきだ」という古くさく、ダサい日本語感覚を持っていたことが短命政権の1つの理由なのではないかとさえ思いました。
2021年の現代のスピーチにまどろっこしい「を入れ話法」、合います??
新しい政治には新しい言葉を!
どうやら今のところ、岸田さんは「を入れ」で「カッコつけよう」とはしていないのが、我が国の政治における、唯一の救いですね。

元文化放送アナウンサー。49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に進学し心理学修士号を取得。精神科クリニックに勤務し、シニア産業カウンセラーとしても活動。英語・北京語も堪能。アナウンサーとカウンセラー両方の経験を元に梶原メソッドを考案。オンライン話し方教室「ツタバナ」を始め、自ら塾長を務める。