二日ぶりの散歩

梶原しげるです。

 

だいぶ前の事、テレビの深夜番組を担当するチームの中に、どんなに白熱した会議でも、打ち合わせでも、夕方5時を過ぎると毅然として会議室を後にするディレクターさんがいました。

 

仕事のできる有能な制作者と聞いていましたが、会議中でも堂々と帰宅するって、どうなんだろうなあと見ていました。

 

あるADさんが説明してくれました。

 

「あの人は、どんなに大事な会議で、話がどんなに盛り上がろうと、紛糾しようと、定時にきっかり帰るかたで、最初は周囲で、許せない、けしからんと様々な声があった中【僕は犬とセットで生きている】との意志を貫き、会議のネタ出しも、人の何倍も面白いものを提出し、現場仕事もバリバリやることで、次第に誰も文句は言わなくなった」と聞きました。

 

私は何度か、陽の落ちるころ、立派な犬を連れて、格好良く歩くそのディレクターさんを局の近くで見かけたことがあります。
犬の所にすぐ戻れるように住まいを構えたのだとも言われています。

 

犬と歩く姿がかっこいいんですよね、絵になるんですよねえ・・
生き方もカッコいいよなあ・・

 

私にはそれだけの根性がありませんから、泊まり仕事などあると、散歩を、こちらの都合で休みにさせたりして・・

 

朝と夕方の散歩は「犬にとっての無上の喜び」だと聞けば、心が痛む気がします。

今朝、二日ぶりの散歩に連れ出したレオくんに「ゴメンね、ゴメンね」と、わびを繰り返しながらリードを引きましたが、レオくんは「え?」ととぼけた顔をしてくれたのが何よりの救いでした・・・