「あがり症」には「筋弛緩法」

梶原しげるです。

 

ざっくり言って、私たち日本人の9割は「人前で話をするのが苦手」だと思います。

 

「会合やイベントに参加して、大勢の人を前に話をするのが大好きで、前の晩からわくわくする」という人は、ごく一部の変わり者か、強がりを言っている「噓つき」ぐらいのものではないかと想像します。

 

イベント前日の夜など、緊張して寝つきが悪い、というケースも少なくないことでしょう。

 

そういう方に、お金もかけず、誰でにでも効果が期待できる簡単な方法をお教えしましょう。

 

心理学も様々な技法が使われますが、行動療法の中に「筋弛緩法」というのがあります。
一口に言えば「リラクゼーション法」です。

 

「あがり」には「心理・肉体的緊張」が伴います。
俗にいう「アタマも身体もコチコチになった状況」です。

 

ああ、明日のプレゼン、上手くいくだろうか・・・
今日午後の会議でちゃんと説明できるだろうか・・・
この次が、自分の番だ、前のやつはやけに上手くこなしているだけにプレッシャーがひどく、逃げ出したい・・・・

 

このような切羽詰まった状況を一気に解消してくれるのが「筋弛緩法 (きんしかんほう)です。

 

筋弛緩法とは現在でも行動療法の一つとしてしばしば使われているものです。

最も簡単なやり方は、両手をグーにして、10秒間ほど、ゴルフボールでも潰せる、ぐらいのイメージで、全力で拳を握り締めます。
10秒経ったところで、拳ばかりか、肩から指先まで、全ての力をスッと、抜いてしまうのです。
すると、堰き止められていた血流がサー、っと再び流れ始める、その時の開放感で体中のリラックスします。
身体的リラックスは即、心理的リラックスにつながり、それまで感じていたストレスを一気に吐き出してくれます。
筋肉の緊張感を取り除くことは、同時に心の緊張を一瞬にして取り去る効果があります。

 

これはまじないではなく、アメリカの心理学者ジェイコブソン博士が考案したリラクゼーション法で、握り拳だけでなく、身体の様々な部分を順番に緩めていく「漸進的筋弛緩法」としてお馴染みの行動療法の治療法の一つです。

 

神経症などに高い効果を発揮すると言われています。
様々なやり方がありますが、拳を握り締め、パッと開く、上で紹介した方法だけでも、過度な緊張を脱出する上で、効果抜群です。

 

道具も要らず、お金もかからず、ほんの短時間で「上がり」「過緊張」に効果の出る「筋弛緩法」試してみない手はありません。