梶原しげるです。
ツタバナ受講生の方にしばしばお薦めするのが、自分の喋りをスマホなどで「録音」する事です。
もちろん憧れのタレントさんやパーソナリティーの「話し方」から「学び取りたい」とラジオやテレビの音声を録音するのも、大いに結構ですが、その前に「自分の喋り」を録音して聴いてみることのほうが、話し方改善には、より多くの収穫があります。
ところが、実際には自分の「喋り」を録音してはみたものの、聴き始めて1分も耐えられず、聞くのをやめた、2度と自分の喋りなんか聞きたくない!という方が、少なからずいます。
私もその一人ですが・・・
自分の喋りを自分で聞く、というのは、いわば「拷問」みたいなものです。
「何で、俺は、こんな変な声なんだ!?」
「何?!、この歯切れの悪さ、本当に俺か?!」
「話の中身無いなあ、つまんないなあ、これ、俺??」
自分が喋っている時には気が付かなかったネガティブポイントが、録音を再生すれば、嫌というほど聞こえてきます。
「俺って、こんなふうに喋っていたの?まじかよ・・・・(唖然)」
しかし、この「罰ゲーム」に身を晒し「落ち込んで、萎える気持ちを乗り越えて『本当の自分』と向き合い、謙虚な気持ちで、心を入れ替え「話し方改善への道を進む」ことこそが「良き喋り手への一歩」ともいえます。
より良き話し手になろうと決意した、勇気ある人たちよ!
自分の喋りを録音してみませんか?

元文化放送アナウンサー。49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に進学し心理学修士号を取得。精神科クリニックに勤務し、シニア産業カウンセラーとしても活動。英語・北京語も堪能。アナウンサーとカウンセラー両方の経験を元に梶原メソッドを考案。オンライン話し方教室「ツタバナ」を始め、自ら塾長を務める。