アナウンサーの声が一際目立つのはなぜ? ①

梶原しげるです。

 

Q:アナウンサーの声は、大勢の人が談笑している中でも一際目立つといわれますが、なぜでしょうか?

 

まず、アナウンサーを志す人は、自分の好きなアナウンサーの喋りを真似することから始めます。
例えば野球実況などでは、プロが喋ると、その半秒遅れほどで、プロのアナウンスメントに被せるように延々コピーし続けた、という人が少なくありません。
ほぼ2時間半ほどの間、声を出し続けると言うことだけを見ても「話す時間」がべらぼうに多くなりますね。

 

「アナウンサーになるんだ!との志」を持ち続け、大学まで進むと、多くは大学の放送研究会、アナウンス研究会に所属し、自分たちで番組を作って学園祭などに、仮スタジオを設置、メンバーが入れ替わり立ち替わりマイクの前に立ち、スポーツや、ニュースや、バラエティーなど、トークを競い合います。
イベントそのものより、そこに至るまでの練習を含めると、すでに膨大な時間を「話すこと」に費やしています。

 

そういう人が、就活の時期ともなれば、メンバーたちは、北海道から沖縄まで、全国に200を越える放送局の「アナウンサー採用試験」を受験するための「受験の旅」を続けます。

 

受験仲間とは互いにライバル同士、ではありますが、お互いを、片方は受験生、片方は審査員と見立て、「模擬試験」で日々、話し方のテクニックを鍛え合っていきます。

 

そんな試練を経た学生のうち、最終的に放送局に採用される幸運な人たちは、すでに一般学生の何百倍もの「声を出し続ける経験」を積んでいます。

 

つづく