2022年も【ツタバナ】をどうぞよろしくお願いいたします。

梶原しげるです。

 

かつて週刊誌などで活躍したエッセイストで編集者の山本夏彦さんはこうおっしゃっていたそうだ。

 

「原稿書き(ライター・作家)はほめ言葉で生きている。
私は我が社の編集者に、原稿をもらったら、その日のうちに
(原稿を読んで)ほめ言葉を伝えるように教えている」

 

この「教え」、とても大事なことだと思う。

 

私のような、大したものを書くわけでもない人間ですら、四苦八苦しながら書き上げた原稿を、編集担当に渡したり、送ったりした時、なんの反応もないと「気に入ってもらえなかったのかなあ・・トンチンカンなことを書いてしまったかなあ」と落ち込むことがある。

 

どれだけ苦労して、推敲を重ねた文章であっても「これぞ面白いはずだ!」と、自分の原稿の出来に確信を持てるのは、よほどの腕と、自信がない限りあり得ないと思う。

 

だからこそ、編集者が拙稿に目を通した後、〇〇のところ、面白かったですね、などと、編集者に言ってもらえて初めて、ホッとする気持ちは痛いほどわかる。

 

「褒めて育てろ」とは子供だけでなく、大人や、それを糧にして生活している人にとっても大事なことだと思う。

 

常に自信満々という人がこの世の中にいるとも思えない。

 

多かれ少なかれ、みんな他者から、どんな評価をされるのか、疑心暗鬼のソワソワドキドキするものではないか?

 

「褒める」と言うと「お世辞」「おだて」「おもねり」と悪いように解釈する人もいるかもしれないが、まずは、良いところを探して、そこを、すかさず褒める、という行為を惜しんではならないと思う。

 

ツタバナの受講生の皆さまへの対応も、「悪いところ探し」に明け暮れるのではなく、まずは「良いところ」を探し、そこをすかさず褒めることが、モチベーションを上げることにつながる気がする。

 

「評論家」としてでなく「サポーター」として受講生の皆さまと同じ時を共有したいと思う。