こんにちは。ツタバナ講師の大長克哉(だいちょう かつや)です。
北京オリンピックは、何かとドラマチックな大会でしたが、私にとっても勉強になったシーンがありました。
スノーボード女子ビッグエア決勝でのこと。
メダルを期待されながら劣勢に立っていた岩淵麗楽選手(20)が、ラスト3回目の滑走で超大技に挑んだ場面です。
惜しくも着地を決められなかったため4位となりメダルに届かなかったのですが、その直後海外のライバルたちが彼女のもとに何人も駆け寄りハグの嵐。
女子では誰も成功していない大技への挑戦を猛烈に称えていました。
メダルを争う競争相手を賞賛することは、最近見られるようになりましたが、勇気あるチャレンジに対して「よくやった!すごかったよ!」と、極自然な雰囲気で称えている姿に新しい時代を感じました。
岩淵選手はインタビューで「自分だけの挑戦だと思っていたけど、みんながこんなにホメてくれるなんて」と語っていましたが、やっぱり「ホメる」っていいなと改めて思いました。
アスリートの世界でなくても、私たち日常の中でも、人知れず努力していたり、工夫している人はたくさんいると思うのですが、なかなかスナオに「ホメる」ことって、できていないような気がします。
ささやかだけれど、いいところを見つけたら「ホメる」。
そしてお互い気持ちのいい関係になって伸びて行く。
ツタバナもそんな雰囲気で進められたらいいなと、超高難度、縦3回転トリプルアンダーフリップを観ながら感じた次第です。
ちょっと大げさですけど・・・

ツタバナ講師。静岡朝日テレビのアナウンサーとして20年。報道ではキャスター、情報番組ではMC、スポーツ実況などを担当。その後は、ディレクター、プロデューサーとして情報番組やバラエティー番組の立ち上げに参加。テレビマンとしての後半は、編成の立場で番組編成も経験。放送の世界で培った経験を生かしたブログ記事をお届けします。